150年前の神輿を修復へ 「後世に」と二宮の3町
老朽化が著しい神輿を修繕するため、二宮町の通(とおり)三町神輿修復実行委員会は7月27日に袖が浦公園で安全祈願を行った。上町町内会、中町町内会、下町自治会と3町の神輿会の役員ら約50人が参列。修復の無事完了と地域に災いが起きないことを祈った。
記録によると、通三町の神輿が製作されたのは幕末の元治元年(1864年)。山西村の周助という宮大工が造った。
修繕費用は約960万円。積立金と寄附による奉加金で賄う。祈願祭の後、神輿は茅ヶ崎市にある神輿工房「神輿康」に預けられた。修復には来年5月頃までかかる予定。
下町の修復実行委員長を務める橘川嘉輝さんは「150年続いた地域の神輿に新たな伝統が加わる。3町が心を合わせ、この時代を生きる者として後世に残していきたい」と話した。
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