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大神輿をお披露目 二宮の3町が修復に尽力

公開:2014年7月4日

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多くの参列者が大神輿の修復を祝った
多くの参列者が大神輿の修復を祝った

 二宮町の通(とおり)三町神輿修復実行委員会が進めてきた八坂神社大神輿の修復が完了し6月22日、同町の袖が浦公園でお披露目の式典が行われた。上町、中町、下町それぞれでお披露目を行ったほか、無事修復を祝って記念の渡御も行われた。

 小雨が舞う同公園で行われた式典では、上町町内会、中町町内会、下町自治会、3町の神輿会役員など約100人が集まり、大神輿の修復完了を祝った。

 川勾神社の二見直樹宮司らによる安全祈願が行われたほか、関係者らによる玉串奉納など厳かに神事が執り行われた。

 神輿修復実行委員長を代表して挨拶に立った戸塚武氏は「町民の皆さんのあたたかいご協力をいただけたことに改めてお礼申し上げます」と話した。

 午後に下町の下川窪児童遊園地から始まった渡御は、中央通り商店街から二宮駅前を通り、袖が浦公園まで続いた。

 7月20日(日)には恒例となっている八坂神社の祭典があり、大神輿が担がれるという。

 通り三町八坂神社大神輿は、江戸末期の元治元年(1864年)に名工と言われた山西村の周助という宮大工が製作した。

 八坂神社祭典の象徴として地域の人々に親しまれてきたが、約150年を経て近年は老朽化が目立ち、大規模な修復が通り三町の宿願となっていた。

 2009年の祭礼を契機に大神輿修復の機運が高まり、3町が力を合わせて本格的に修復へと動き出した。修復費用として必要な約960万円は、積立金と寄付による奉加金で賄ったという。昨年の7月から茅ケ崎市の神輿工房「神輿康」に預けられ、修復が続けられていた。

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