大磯町と湯河原町を拠点に活動する日本空手協会西湘支部こゆるぎ空手教室の生徒たちが、春休みに米国カリフォルニア州オレンジ郡で合宿を行った。
小学5年生から高校3年生までの男女13人が参加した。一行は3月24日に日本を発ち、4月1日まで滞在。ホームステイをしながらロサンゼルスとサンディエゴの空手道場で朝夕の稽古を積み、同じ年頃の「同志」や指導者らと交流した。また、青空の下の公園で総勢およそ50人による合同稽古と演武会を開き、汗を流した。
アメリカ合宿は、同支部長の浅井嘉彦さん(六段)=大磯町虫窪在住=と現地で空手教室を主宰するミャンマー系米国人アルバートさんとの縁で実現した。浅井さんが渡米した約30年前、二人は「いつか互いの教え子と一緒に交流しよう」と約束。2008年から訪米と受け入れの準備をそれぞれがしてきた。
こゆるぎ塾生はアルバートさんの勤務先を見学。高校2校を訪ねて空手演武を披露したほか、本場のバーベキューなどを体験。世話になったお礼に道場を大掃除して2日に帰国した。
「英語を上手に話せなくても人と人が直にコミュニケーションすることの大切さ、互いに理解しあえることを知ってほしかった」。浅井さんは「生徒たちには生涯武道である空手を通して強い心を育み、世界中どこでも生き抜いていける人になってほしい」と話す。
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