任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙が4月12日に行われ、大磯町・二宮町選挙区では無所属新人の池田東一郎氏(53)が自民党現職の古沢時衛氏(69)を破って初当選を果たした。投票率は43・44%(大磯町41・05%、二宮町46・13%)で、前回選挙より4・9ポイント低下した。
当選した池田氏は、人口減少が懸念される両町で子育て支援や観光振興に力を入れる必要があると主張。そのためには、人と自然を大切にする政策が重要だと訴えた。また、年間636万円支給される神奈川県議会議員の政務活動費の使途適正化なども強調。選挙区内を自転車で走り回り、フレッシュさをアピールする選挙戦を展開した。
当選の知らせを受け、大磯町の選挙事務所であいさつに立った池田氏は「この結果は支えてくれた人たちのお蔭。訴えたことが評価されたことに感謝している。これからどういう仕事をしていくのかが大切。地域の代表として、課題解決のためにしっかり取り組んでいきたい」と、歓喜にあふれた表情で抱負を述べた。
一方、開票の結果を受け、二宮町の選挙事務所に到着した古沢氏。「私の不徳の致すところ。支えてくれた皆さんには申し訳ない。二宮町の町長が代わり、町民の気持ちに変化が表れたのでは。大磯町・二宮町には課題が山積している。引退は考えていないが、一町民として県政を見守っていきたい」と、沈痛な面持ちで敗戦の弁を述べた。
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