今年2月に国の登録有形文化財に指定された日本キリスト教団大磯教会(大磯町大磯1348)の見学会が、7月9日(土)に開かれる。
昭和12年に建築された大磯教会は、建築から80年近くが経過して老朽化が激しいことから、2011年に発足した「会堂建築を考える会」が新築を前提に整備を検討していた。
礼拝堂(=写真)は昭和初期の教会建築を今にとどめており希少価値が高く、調査を行った日本建築学会は、保存が望ましく改修で維持も可能と判断。地域住民からも建て替えを惜しむ声が上がっていたことから、既存の設備を生かす改修計画に変更した。
昨年3月に工事を終え、当時の面影を残しつつ耐震や耐火、バリアフリー工事を行い、トイレや礼拝堂奥の集会場、2階の和室などを改修。玄関のステンドグラスは、室内側の壁が取り除かれて光が差し込むようになった。
改修にかかった約5360万円の費用のうち、約3600万円は教会内外の関係団体や個人からの献金で集めた。鈴木憲二牧師は「改修ができたのも、多くの皆様のご協力があったからこそ。教会の文化的価値を示してくださった、日本建築学会の方々にも感謝したい」と話した。
見学会では、改修設計を担当した建築士・田代洋志さんが工事内容などを解説するほか、鈴木牧師が教会の歴史、大磯町にゆかりのある著名人とキリスト教との関連について講演する。
午後2時〜4時。定員30人程度。申し込みは大磯町生涯学習課【電話】0463・61・4100(内線329)。
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