二宮町の徳富蘇峰記念館で特別展「相模湾沿岸地域ゆかりの名士(湘南編)」が開かれている。一昨年の「大磯編」と昨年の「西部編」に続くシリーズ全3回の最終編。
平塚から横須賀までの沿岸地域に関わりがある政治家や実業家、軍人、教育者、文化人らが蘇峰に宛てた手紙を中心に、書軸や蘇峰の愛用した硯など約80点を展示している。12月16日まで。
蘇峰は逗子に別荘を構え、その書斎からは相模湾や伊豆、富士山を望むことができたという。同館学芸員の塩崎信彦さんは「蘇峰は大物たちとどう対峙し協働すべきか策を練り、筆を執ったことでしょう。海に開く書斎は、荒波に向かう船の艦橋のような役割を担っていたのかもしれません」と話す。
明治維新150年を記念して「維新の志士12人からの手紙」展も同時に開催。勝海舟やイギリス人外交官アーネスト・サトウの書簡、西郷隆盛が着用した外套などを公開している。
開館時間は午前10時から午後4時まで。月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日)。入場料一般700円、高校・大学生500円。
問い合わせは同館【電話】0463・71・0266。
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