OISO学び塾「ハワイ開拓の先駆者 後藤濶」の第1回が、2月24日に大磯町郷土資料館で開かれ、町内外から約90人が受講した。
国府村(現在の大磯町)出身の後藤濶は1885(明治18)年に官約移民としてハワイへ渡り、やがて日本人労働者の労働環境改善に奔走。28歳で非業の死を遂げた人物。日本ではほとんど知られていなかったが近年再評価の動きがある。
今回の講座では、2010年から後藤濶の研究に取り組む加藤喜規さん=人物風土記で紹介=が講師を務め、町内に墓碑が存在することや当時の記録など調査で判明したことを発表。移民の時代背景やハワイの歴史・社会などを交えてわかりやすく語った。加藤さんは「後藤濶はハワイ開拓の草分け的存在。その足跡を研究するなかで、大磯の人には古くから『進取の気性』が備わっていることに気が付いた。長い歴史の中で多くの人が往来し、世の中に先駆けて様々な施設が設けられた大磯には外からの情報を機敏に捉え挑戦する風土がある」と語った。
第2回講座は3月10日(土)に催される(受付終了)。
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