大磯町立国府保育園(仲手川千景園長)で2月27日、東海大学工学部応用化学科の秋山泰伸主任教授と東海大生による、園児を対象にしたサイエンスショーと科学体験が催された。
県内の幼稚園や小学校などで「ドクターアキヤマ」として科学実験教室やサイエンスショーを行っている秋山教授の活躍をタウンニュースの記事で目にした保護者会が、教授に来園を依頼したことで実現した。
ショーと実験に大喜び
当日は秋山教授と学生有志11人が来園。園児たちはマイナス196℃の液体窒素に浸した風船が縮む様子や、凍ったバナナでくぎを打つショーなどに目を輝かせて見入り、不思議な現象が起こるたびに「すごい」「なんで」と歓声を上げて喜んでいた。
ショーの後には3歳児以上を対象に、学生が講師を務める科学体験が行われた。園児たちは4つのグループに分かれ、学生の説明を受けながら大きなシャボン玉の中に入ったり、ポンプで気圧を変えてペットボトル内に雲を作る実験などを楽しんだ。学生の一人、サウジアラビアからの留学生のハカム・アマドさん(23)は「科学館などに出入りしていた子どもの頃を思い出した。園児たちが笑ってくれて嬉しい」と笑顔を浮かべた。
保護者らも「秋山教授や学生の優しくて楽しい説明もあり、子どもたちも良い反応をしていた。科学や実験が好きになるかも」と満足した様子だった。
「不思議は楽しい」
秋山教授は「学生たちは、就職活動などで自分の研究テーマを説明することも出てくると思う。こうした経験から相手に合わせて説明できる能力を養ってほしい」と出張講座の意義を語る。また園児たちには「不思議は楽しい。科学に限らず、日常・非日常にある世の中の不思議に興味を持つきっかけになってくれれば」と期待を寄せた。
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