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「地域猫」との共生めざす 二宮にボランティア会発足

社会

公開:2018年4月13日

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協力者の家の駐車場で過ごす地域猫
協力者の家の駐車場で過ごす地域猫

 飼い猫でもなく、野良猫でもない「地域猫」という存在について理解してもらおうと、二宮町の動物病院がブックレット『チャと仲間たち 海辺に暮らすネコたちと共に』を作成した。飼い主のいない猫による近所迷惑や不幸な猫を減らすことを目指し、ボランティア団体「にのみや地域ねこの会」も4月に発足した。

 本を作ったのは、栗田どうぶつ病院の院長とスタッフら。近所にある袖ヶ浦公園に住む猫たちが気になり、個体数を確認すると成猫14頭、子猫6頭がいた。「放っておいたら、増え続けて大変なことになる」。猫を保護して同病院で避妊・去勢手術を施すことにした。

 保護するには餌付けで人に慣れさせる必要があり、無責任な餌やりで猫を放置しているのではないことを分かってもらうために、近隣住民に事情を説明。昨年3月から約10カ月かけて順次保護した猫に手術を行い、同時に猫の里親も探した。

 新しい飼い主に引き取られ表情が穏やかになった猫もいれば、エイズに罹り病院で暮らす猫、保護する直前に交通事故で亡くなった猫も。元いた公園に戻した猫たちは地域猫として病院スタッフや協力者の住民などによって一代限りの命を見守られている。その中の1頭で「チャ」と名付けられた雄猫を主人公に、多数の写真で地域猫とその活動を紹介したのが同ブックレットだ。

 栗田典子院長によると、猫は生後半年で繁殖能力が備わるという。野良猫を増やさず、ごみ漁りや庭荒らし、糞尿による悪臭被害などのトラブルが生じないよう「猫と人が共生していくための取り組みが地域猫活動です」と説明する。

 地域猫はV字にカットされた耳先が手術済みの目印。決まった場所で餌と水を与えてもらい、簡易な寝床もある。にのみや地域ねこの会の代表を務める井上充さんは「猫のトラブルで困っている住民、住みよい環境を維持する行政、不幸な猫を減らしたいボランティアが連携し、それぞれが望ましいと思う地域を築いていきたい」と話す。

 本は栗田どうぶつ病院(二宮町二宮351の11)と雑貨店アヴァンギャルドマーケット(平塚市夕陽ヶ丘4の15)で頒布している。1冊650円(税込)。活動に関する問い合わせは、にのみや地域ねこの会。【メール】chiikineko.ninomiya@gmail.com

『チャと仲間たち』の表紙
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