大磯北浜海岸の東防波堤に5月26日、町民らの手でカラフルな壁画が描かれた。
大磯町商工会青年部(佐藤一樹部長)が、海岸の景観向上を目的に1990年から実施している事業で、これまでも西湘バイパスの橋脚などに町民から公募したアートを施してきた。今回は「昔の大磯」をテーマに作品を募集。町内の中学生以上から寄せられたデザイン案から13点を採用した。青年部では作業の1週間前に現地を訪れて、防波堤の落書きを消すなど下準備を行っていた。
壁画の制作にはデザイン採用者とその家族や友人、青年部など約60人が参加。潮や砂塵に強い塗料を使って、朝9時から夕方までそれぞれのアート制作に取り組んだ。常連参加者の菱間久米雄さん(89)は、幼い頃に目にした藁ぶき屋根の家を描き「面白い企画。これからも参加し続ける」と笑顔を浮かべた。佐藤部長は「地域の景観向上に役立つ場所で事業を継続していきたい」と話した。
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