台風の発生が続いた今夏、大磯町の照ヶ崎海岸で高波にのまれて負傷したアオバトが保護されるケースが相次いだ。
毎年5月から11月にかけて照ヶ崎海岸に飛来し、岩場の潮だまりで海水を飲む姿が見られるアオバト。野鳥観察グループのこまたんによれば「台風が通過する前後の天気は良いが波の高い日」に事故が起きやすく、高波にのまれて岩に叩きつけられ、怪我や溺死してしまうことがあるという。また「この時期は飛来するアオバトの1割程度が幼鳥ということも影響している」と話す。
運よく人の手で保護されたアオバトは、傷病野生鳥獣保護指定獣医の元へ運び込まれる。中山獣医科医院(【電話】0463・61・2081)の中山和也院長は「怪我の程度にもよるがテーピングや副木をあてるなどの治療を行い、保温して、ブドウなどの果物を与えて栄養補給をしている。怪我の状況をみながら、3〜10日前後で野生に返す。怪我をしたアオバトを保護したら町役場に相談するか、自分のところに直接連絡をもらえれば」と話している。
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