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新島襄 命日に偲ぶ 終焉の地・大磯で碑前祭

社会

公開:2019年1月18日

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終焉之地碑
終焉之地碑

 同志社大学の設立に尽力し、福沢諭吉らとともに明治六大教育家に数えられる新島襄(1843〜90年)の遺徳を偲ぼうと、命日にあたる1月23日に大磯町内にある終焉之地碑庭園で碑前祭が行われる。

 新島は同志社大学の設立にむけ奔走していたさなかに病に倒れ、明治22(1889)年12月28日から大磯海岸に近い百足屋(むかでや)旅館の別館・愛松園で療養生活を始めた。しかし病は回復せず、翌年1月20日に危篤に陥り、同月23日に46歳11カ月の生涯を閉じた。最期を看取った妻・八重に残した言葉は「狼狽するなかれ、グッドバイ、また会わん」だったという。

 終焉之地碑は昭和15(1940)年に新島の門下生らによって旧百足屋の敷地内に建てられた。その際、愛弟子だったジャーナリストで歴史家の徳富蘇峰が碑文を揮毫している。

黙とうや献花など

 碑前祭は学校法人同志社の主催で毎年、新島の命日に開かれている。同大卒業生や関係者、大磯町民らが参列し、午後2時20分から碑前に黙とうと讃美歌を捧げる。同志社の八田英二総長が式辞を述べ、大磯町詩吟連盟が詩吟・和歌、朗詠などを披露。最後に卒業生団体の代表者や中崎久雄大磯町長らが献花を行う。

 会場は、国道1号線「照ヶ崎海岸入口」交差点そば。

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