明治時代の歴史的な邸宅や庭園が残る大磯町の「邸園文化」にちなんだオリジナルワインが誕生した。大磯町商工会商業部会が企画。4月21日(日)に大磯港で催される大磯市(おおいそいち)で試飲会を開き、同日から大磯町内の酒取扱店で一般販売を始める。
新たに販売される「邸園ワイン」は、昨年の明治150年を記念して同会が開発した「明治150年記念ワイン」に続く1本。明治記念大磯邸園の一部公開なども手伝って好評を博した記念ワインは、約1500本を売り上げて昨年12月に販売を終了した。しかし、その後も町内外から問い合わせが相次いだことから、今年1月に新たなワインの企画が持ち上がった。
商業部会長の芦川博昭さんは「明治150年を記念して作ったワインを再販することはできないが、気に入ってくれた皆さんにできるだけ同じ味を届けたい」と、記念ワインの開発に協力したシャトー勝沼(山梨県)に相談したところ「品質を変えることなくご協力します」と心強い回答を得た。ラベルも前回同様、町内在住のイラストレーター・たかしまてつをさんに依頼。記念ワインと同じ色使いにしてシリーズとわかりやすくしたほか、町の鳥のアオバト、大磯オープンガーデンや旧吉田茂邸のバラ園をイメージしたバラのアーチなどをあしらい、逆さにするとワイングラスに見えるなどの遊び心も加えた。「飲みながら会話を弾ませてもらえれば」とたかしまさん。
邸園ワインは赤・白240本ずつを販売予定。価格は1本1620円(税込 ※増税前まで)。町内有志でつくる「大磯邸園倶楽部」が管理する基金に売り上げの一部を寄付して、大磯の邸園文化の振興に役立てる。
問い合わせは芦川酒店【電話】0463・61・0411へ。
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