土木事業者7社で構成する二宮建設協力会が、東京大学果樹園跡地=二宮町中里=にあった金属製の支柱500本以上とワイヤーなどをボランティアで撤去した。6月17日から21日まで同会の会員が日替わりで作業。果樹を支えていた柱と、地中に埋設されていた固定部品を重機で掘り出した。
同会は、風水害や地震などの災害時の応急工事に関する協定を二宮町と締結。土のうの寄付や吾妻山の園路整備などの地域貢献活動もしている。今回は町を通じて、「町民主体の組織が東大果樹園跡地を管理・運営しているが、支柱が草刈りの支障になり、手作業で支柱を外すのも難しいので困っている」という話を聞き、同会が撤去作業を引き受けた。
「さすが国の施設だからか、いい材料を使っていたようだ」と高宮松蔵会長。支柱は町で保管し、農道の補修などに再利用するという。同会では「町や地域と相談しながら貢献活動を続け、安全・安心の確保や公共福祉の増進に役立ちたい」と話す。
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