明治の元勲など日本の近現代政治に功績を残した人物をまつる「七賢堂」の特別開扉が、県立大磯城山公園の旧吉田茂邸地区で9月21日から23日まで行われた。
吉田茂の誕生日である9月22日にちなみ、3日間限定で建物の内部を公開。大磯ガイド協会の会員による説明もあった。見学者は七賢堂の来歴に関する話に耳を傾け、堂内に掛けられている政治家の写真に目を凝らしたり、スマートフォンで写真を撮ったりした。
七賢堂は、伊藤博文が自身の邸宅の滄浪閣に建てた「四賢堂」がはじまり。当初は岩倉具視と大久保利通、三条実美、木戸孝允の4人をまつり、後に伊藤博文、西園寺公望、吉田茂が加えられた。
特別開扉のガイドでは、昭和35年に吉田茂が現在の場所に七賢堂を移設した当時の写真資料なども紹介。吉田にまつわるエピソードで話が弾む見学者もいた。町内に住む女性は「(吉田茂を訪ねる政治家らの)『大磯詣で』の黒塗りの車を見かけたものです。今日は貴重な機会を作ってもらいました」と話した。
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