近現代の政治史に名を残す元勲7人を祭る「七賢堂」の特別開扉が、2月8日と9日に県立大磯城山公園の旧吉田茂邸地区で行われた。
普段は非公開の堂内には、伊藤博文や西園寺公望、吉田茂など大磯町ゆかりの首相をはじめ、岩倉具視、大久保利通、三条実美、木戸孝允の写真が掲げられている。
好天に恵まれた両日、庭園には吉田茂が愛したしだれ梅をはじめとする紅・白・桃色の梅の花が咲き誇り、来園者の目を楽しませた。七賢堂の前ではボランティアガイドによる解説に耳を傾け、興味深げに堂内を覗き込むグループもいた。東京と県内から訪れたハイキンググループの男性(75)は「初めて来たが、たまたま特別開扉の日に重なり、きれいな梅も見ることができて得をした」と喜んでいた。
七賢堂は1903(明治36)年に伊藤博文が自身の邸宅「滄浪閣」に建てたものを、60(昭和35)年に吉田茂が現在の場所へ移設した。当時の姿をとどめ、国の有形文化財に登録されている。
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