テイクアウトやデリバリーができる中郡の飲食店をまとめたウェブサイト「カナナカ」が開設された。新型コロナウイルスの感染拡大による来店客の減少や営業縮小で苦境にある飲食店を応援しようと、二宮町に住む町民団体代表の福井高志さん(32)が制作した。
4月7日から公開された同サイト(【URL】https://kana-naka.com/)には店名や営業時間、メニュー、予約方法などの基本情報と地図を掲載。6店舗で始まり、14日時点で25店舗に増えた。店の公式サイトやSNSにつながる機能も備え、詳細を確認できるようになっている。
「自宅での食卓の時間が少しでも豊かなものとなりますように」「アレルギーやベジタリアンに対応可能」などと、一言添えた店もある。
福井さんは2年前、都内から二宮町へ移り住んだ。「コミュニティのある暮らし」を気に入り、「オフラインでの交流を活性化させたい」と、町民団体「地域SNSカナナカ」を今年2月に設立。同町の町民活動推進補助金の交付を受け、地元のイベント情報を一覧することができ、不用品譲渡の橋渡し役となるウェブサービスを開始する計画だった。
ところが、新型コロナウイルスの影響によって催し物は軒並み中止に。経営状況が厳しくなった地元飲食店をサイトで紹介することで地域の役に立てるのではないかと考えた福井さん。今月初め、SNSで飲食店を募り、サイトの制作・公開にこぎつけた。「テイクアウトやデリバリーを利用して店の味を知るきっかけにもなる。通常営業が再開し、外食に行ってもらえるようになれば嬉しい」と話す。問い合わせは福井さんへ。【メール】info.kananaka@gmail.com
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