海底に溜まった土砂を取り除くことで港湾内の水深を確保する浚渫(しゅんせつ)工事が、10月下旬から大磯港で始まった。作業のため岸壁など一部の区域に立ち入り禁止区域が設けられ、大磯港第2駐車場も半分程度が利用できなくなっている。
浚渫は、港を出入りする船の安全を守るために行われる工事。大磯港では数年ごとに海底の測量調査を行い、土砂の堆積してきたタイミングで浚渫工事を実施してきた。前回の2017年度は約3000㎥、12年度は約5000㎥の土砂を浚渫。今回は規模を広げて約2万㎥をすくい上げる計画という。
浸食海岸にリサイクル
作業船で港湾内の海底に堆積した土砂をすくい上げ、駐車場に設けた野積場にショベルカーなどを使って一時的に積み上げた後、ダンプカーで運び出す。土砂は海岸浸食が進む平塚市の龍城ヶ丘まで運ばれ、養浜工事に活用される(サンドリサイクル)。工事は2021年3月中旬までを予定。工事発注者の県平塚土木事務所は「工事期間中はご迷惑をおかけ致しますが、ご協力をお願いします」と話している。
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