大磯の歴史やゆかりの偉人などに詳しい「語り部(べ)あこ」さんが地元の歴史を語る講座が、大磯町郷土資料館で4月に開かれた。町内をはじめ横浜市や藤沢市などから23人が参加。「明治政界の奥座敷」と称された同町の歴史や知る人ぞ知る魅力、左義長などの伝統行事、伊藤博文から吉田茂まで大磯に別荘を構えた歴代総理大臣にまつわる話に聞き入った。
大磯に興味のある人や移り住んで間もない人などをおもな対象に、NPO法人大磯だいすき倶楽部が超入門編と位置付けて催した。
「あこ」さんこと、本紙で『大磯歴史語り』を連載する武井久江さんは、トレードマークの和装で登場。「大磯駅前三種の神器」と呼んでいる駅のホーム看板・ロータリー石碑・澤田美喜記念館、駅前にある店舗「地場屋ほっこり」の看板に描かれた人物たちについて解説した。また、大磯が海水浴場と落花生、サフラン栽培の日本発祥の地であることや、町の開発とともに消えてしまった史跡、名誉町民などにも触れた。
参加者から「よく調べられていて、これで超入門編ならば中級はどんな話になっていくのか興味がある」「あこさんの知識の深さと話のわかりやすさに驚いた」「続編をお願いしたい」などと感想が寄せられた。
主催者の同法人は2012年に設立。会員35人。町内の各団体や行政と連携し、まちづくりやイベント企画、伝統行事の継承支援、移住・定住促進に関する活動などを展開している。
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