県PTA協議会主催の「令和2年度広報紙コンクール」の審査結果が発表され、大磯小学校PTA広報サポ(笹田美帆サポリーダー)が発行する「いそかぜ」が最優秀賞を受賞した。日本PTA全国広報紙コンクールの県代表にもなっている。
コロナで奮起
横浜・川崎を除く県内の小中学校で昨年度に発行されたPTA広報誌の中から、企画性や記録性、問題提起などの審査基準で最も優れていた1校に贈られる最優秀賞。いそかぜは昨年度、笹田さん、亀倉弘美さん(今年度PTA会長)、前澤直子さん、山口洋子さんの4人で3回発行した。
年度当初から、コロナ禍による休校や学校行事の中止・縮小などに見舞われたが、「その中で、学校を楽しみにしていた子どもたちのために何かしたいというPTA活動の活発化を感じ、今こそ『いそかぜ』が必要なのでは」と奮起したという。これまで学校行事などの写真が大半を占めていた紙面構成を見直し、企画ページを増やした。校長とPTA会長の対談、休校を機に学校の意義について尋ねた子どもたちへのアンケート調査結果、学校が導入を進めようとしているインクルーシブ教育やコミュニティスクールの解説などを掲載し、縁の下を支えるPTAの活動についても毎号必ず取り上げて読者に伝えた。「当初は従来通りでいいという意見も頂いたが、徐々に読み物としての価値を認めてくれる声が増えていった」と笹田さん。
同校では昨年度からPTA活動が刷新され、半強制から保護者の意思で活動に参加するサポーター制度に変わった。「意欲や関心のある人が集まるので、活動全体が活発化したことも誌面づくりに影響した。校長や教員の皆様の協力も大きい。誌面だけでなく、PTAの活動内容が評価されたのだと思う」と全員が口を揃え、「今後も、他にない活発なPTA活動をビビットに伝える役目を担っていきたい」と語った。
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