二宮町商工会の第61回通常総代会が5月にあり、任期満了に伴う役員改選で新会長に片岡宇一郎氏(エステイトオフィス片岡)が選任された。副会長に山本秀樹氏(有限会社山本建設)と真下美紀氏(フルサワ印刷株式会社)=人物風土記で紹介=が就いた。真下氏は創立61年目の同商工会で初の女性役員となる。
片岡会長はオンワードグループに定年まで勤務。100年以上続いた家業の片岡呉服店を継いだ。現在は不動産賃貸業を営む。北口通り商店会会長、町商店連合会副理事長などを務めた。
プレミアム商品券発行
今年度の重点事業として、プレミアム率40%・予定総額2億1千万円のプレミアム商品券を町と連携して発行する。新型コロナの影響を受けた町内事業所を支援し、個人消費を喚起するのがねらい。会員事業者を対象にアンケート調査を実施中で、地元経済の現況を把握し、さらにコロナ対策を追求していくという。
町や関係団体との連携も強化し、町内で生産されているオリーブオイルの広域的なブランド化にも取り組む。商工会が出願者となり、「湘南オリーブオイル」の名称で国の地域団体商標の登録を目指す。町観光協会副会長を兼任する片岡氏は「オリーブを切り口に農商工と観光がタッグを組み、町の産業振興や自然環境を生かした魅力づくり、地域経済の活性化に結びつけていきたい」と意欲を語った。
昨年度に創立60周年を迎えた商工会の運営はアフターコロナを見据えて基盤強化も推進する。
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