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被爆クスノキ 植樹10年 大磯町内4カ所で順調に成長

社会

公開:2021年8月13日

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大磯町郷土資料館の中庭に植えられた被爆クスノキ二世
大磯町郷土資料館の中庭に植えられた被爆クスノキ二世

 10年前に大磯町の4カ所に植えられた「被爆クスノキ二世」が、いずれも枯れることなく立派に成長している。

 この木は2011(平成23)年に戦後66年の平和事業の一環として、町が日本非核宣言自治体協議会から譲り受けた苗木を植樹したもの。町内には大磯町郷土資料館の中庭や大磯運動公園の南側駐車場入り口付近、大磯小学校の校庭、国府小学校の体育館前にある。

 1945(昭和20)年8月9日に長崎市へ投下された原子爆弾により、当時の長崎市の人口の3分の2にあたる死者7万4千人、負傷者7万5千人が犠牲になった。その悲惨な状況の中、爆心地から約800m離れた神社のクスノキが、原爆の熱線と爆風に大きな被害を受けながらもたくましく生き延びた。被爆クスノキ二世の苗木は、このクスノキの種から育てられたもの。希望者に配布され、平和への祈りを込めて全国各地で植えられている。

 大磯町では2011年7月30日に開催した平和祈念展の一環で被爆クスノキ二世の植樹式を行い、中崎久雄町長と当時議長を務めていた渡辺順子議員が郷土資料館の中庭に苗木を植えていた。

 渡辺議員は「木の成長から10年の歳月を感じ、とても感慨深い。今後も非核と平和の象徴として大切に育て、唯一の被爆国として私たちが忘れてはならない平和の尊さを次代に伝えていきたい」と思いを語った。

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