飯塚かおるさんとキャンドルアート作品＝湘南ギャラリーえん
大磯駅前の湘南ギャラリーえんで11月19日（金）から23日（祝）まで、都内を中心に活躍するキャンドルアーティスト・飯塚かおるさん＝人物風土記で紹介＝の作品展が大磯で初めて催される。
Ｂｌａｎｃ Ｋ Ｃａｎｄｌｅを主宰し、都内の百貨店やギャラリーなどで作品を発表している飯塚さん。２０１８年にパリで開かれた現代日本アートを紹介する展覧会では、クロード・モネの名画『睡蓮』をモチーフにしたキャンドルを出展して高い評価を得た。
今回の作品展では、モネの睡蓮をはじめ、ツリーや天使の羽などのクリスマスをイメージした作品や可愛らしいスイーツ、色とりどりの可憐な花など、飾っているだけで部屋や気分が華やぐようなキャンドルを多数展示している。いずれも１点物で、まったく同じものを作ることは難しいという。さらに今回は大磯ゆかりの日本画家・故堀文子さんの絵画をモチーフにしたキャンドルを特別に制作。「地元で愛される堀先生の作品をキャンドルで表現しようと試行錯誤を重ねて仕上げました。多くの皆様にご覧頂き、楽しんでもらえれば」と飯塚さん。
日常にキャンドルを
キャンドルというと明かり取りやアロマのイメージが一般的だが、デザイン性があるキャンドルアートはそのままでもインテリアになり、火を灯した際の美しさも楽しめる。飯塚さんは「ぜひこの機会にこういうアートの世界があることを知って頂き、日常にキャンドルを取り入れてもらえれば」と話し、同ギャラリーは「ため息が出るほどの美しさと優しさを兼ね備えた作品の数々。見た人の心に、その明るさと温かさが届きますように」と思いを込める。期間中は作家が在廊。聞き取った情報からその人に合ったイメージを導き出して作るオートクチュールキャンドルの予約も受け付ける。
展示は午前11時から午後５時（最終日は３時）まで。問い合わせは同ギャラリー【電話】０４６３・６２・１８８８へ。
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