二宮町立一色小学校で11月4日に芸術鑑賞会があり、佐渡を拠点に国内外で活動する太鼓芸能集団「鼓童」が演奏を披露した。文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業」の巡回公演。1年生から6年生までの児童が、体育館に響きわたる太鼓の音色や力強いパフォーマンスに拍手を送った。
鼓童のメンバー7人が出演。1本の木をくり抜いて太鼓の胴が作られていることや、太鼓の種類と音の違いなどを説明した。口径が136cmあるという太鼓を目の当たりにして「えー」と驚く低学年の子もいた。児童たちは「大太鼓の音はお母さんの心臓の音に似ている。聴くと安心できる不思議なパワーを持つ太鼓です」と教わった。
体験コーナーでは、4・5年生の代表12人がバチの持ち方を学び、仲間とリズムを揃えて太鼓を叩いた。また、6年生の中からも12人の児童が出て、鼓童と合奏した。
お礼のあいさつをした児童は「迫力ある音と息が合っていたことがすごい。練習の積み重ねがあるからだと思います」と感想を述べた。「一時はオンラインでの開催も考えた」という古正栄司校長は「全校児童167人の学校なので、全員で鑑賞することができ、学校運営協議会の方々に子どもたちの様子も見てもらえた。学校に少しずつ日常が戻ってきたことの象徴。児童たちの間にさらに会話が生まれると期待している」と話した。
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