大磯高校で11月15日、1年生を対象にした薬物乱用防止教室が開かれた。大磯警察署と県警本部から担当者が訪れ、薬物の標本や啓発動画などを紹介しながら、生徒たちに覚せい剤や大麻などの危険性を訴えた。
同校では年1回、外部から講師を招いて講演を中心とした薬物乱用防止教室を実施していたが、昨年は新型コロナ対策で中止に。今回も講演は行わず、体育館で薬物標本や精神・体に与える影響を説明したパネル、動画などを1学級ごとに閲覧していく形で実施した。同校は「知識があれば、卒業後も薬物の誘いを断れる。このような方法になったが、教室を再開できて良かった」と話す。
標本を目にして「ラムネみたい」と話す生徒らに警察官が「1回手を出したら終わり。四六時中、吸ったり打ったりしないと気が済まなくなる。親しい人から誘われても絶対に手を出さないで」などと呼びかけた。女生徒の一人は「薬物の依存性や体への影響を知ることができた。この先、誘われることがあっても断れる」と語った。
県警によれば、SNSなどの普及で情報が出回り、学生でも薬物を入手しやすくなっているという。昨年も大麻取締法違反で98人(前年は75人)の犯罪少年(14〜20歳)が検挙されている。
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