小さく可憐な花が枝に絡みつくように密生して咲く姿が特徴の桜「大磯小桜」。大磯町在住の齊藤廣昭さん(86)が20年以上前から育成に取り組み、昨年2月に公益財団法人 日本花の会により新たな園芸品種に認定された。現在は大磯運動公園や星槎国際湘南大磯キャンパスの駐車場などに植樹されており、ソメイヨシノより前の3月中旬頃に花を咲かせる。齊藤さんが、この桜の苗木を希望者に無料で進呈する。
苗木は、桜によるまちづくりや環境づくりに取り組む団体・個人を対象に同会が受託生産して提供しているもの。齊藤さんから申請を受けた同会が今年4月に大磯で穂木を採取し、茨城県の圃場で接ぎ木で育苗した。11月中旬に齊藤さんのもとに18本の苗木が届き、2本は六所神社に寄贈、1本は承諾を得て神揃山に植えたという。残りの15本を希望者に譲りたいという齊藤さんは「希望者が多ければ来年以降も続けていきたい。大磯小桜が地域に広がり、さらに愛される桜となってくれれば」と話している。申し込み先着順。2022年2月末まで。
問い合わせは齊藤さん【携帯電話】090・1254・4060、FAX0463・73・2298へ。
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