子どもたちに努力や思いやりの大切さ、明るく元気に生きてほしいという思いが込められた歌「ニコニコおひさま」の手話レクチャー付き動画が、12月3日からユーチューブで公開されている。二宮町で生まれ育ち、2018年に不慮の事故で亡くなった秋澤瞳さんの前向きな生き方を歌い継ぐために生まれた歌が、子どもを持つ母親たちの力でさらなる広がりを見せている。
耳が聞こえない障害がありながら夢に向かって努力を続けた瞳さんは、念願の海外留学が決まった矢先に信号を無視した自動車にはねられ、21歳の若さで亡くなった。「ニコニコおひさま」は、瞳さんが幼少期に通ったリトミック教室を主宰する一色由利子さんが瞳さんを思い作詞・作曲。今年6月に披露してから趣旨に賛同する動きが広がり、二宮町をはじめ近隣市町の幼稚園や保育園、小学校などでも歌われるようになった。県教育委員会も後援する。
動画を制作したのは現在、一色さんのリトミック教室に子どもを通わせている母親たち。「より多くの人に、この歌を知ってもらいたい」と動画制作を企画し、撮影や編集に協力して取り組んだ。メンバーは「初めての作業だったが、みんなの強い団結力と思いを感じた」「多くの人にこの思いが広がってほしい」と話す。公開から日に日に再生数も増え、一色さんは「たくさんの方に歌って頂き、瞳ちゃんのことに触れてもらうとともに、これからを生きる子どもたちの応援歌となれば」と願っている。
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