二宮町立一色小学校の敷地内にある「友情の山」で12月10日、1年生と4年生を対象に森林学習が行われた。かながわトラストみどり財団から3人の森林インストラクターを講師に招き、山の保全の必要性や管理方法などを学び、森林づくりを体験。1年生は友情の山で採取したどんぐりを植えた。
4年生19人は交代で、鎌とのこぎりのグループに分かれて山を手入れ。鎌を手にした児童たちは湘南二宮・ふるさと炭焼き会の顧問でもある森林インストラクターの徳岡達郎さんから「稲刈りで使う鎌は刃にギザギザがあるが、山で使う鎌にはない」と違いを聞いた。草を握って根元に刃を当てたら、鎌を体から離して横へ引くのがコツだと教わり、下草刈りに精を出した。
のこぎり班では、樹木の根元から生える細い枝のひこばえを切ったり、幹に絡まる蔓を取り除いたりする作業を体験。インストラクターの石垣桃栄さんに、ひこばえを切るのは木に栄養が行くようにするためであることを学んだ。「蔓は取らなくても下の部分をチョキンと切れば、枯れて落ちてくる」とアドバイスを受けた。
徳岡さんたちは4年生に「周りに山はあっても、学校の中に自分たちの山を持っている学校はない。山を健康な状態にするには手入れが必要で時間をかければきれいになる。君たちの山を大事に育ててください」「学校林があるのはうらやましい。もっと山に親しんで」などと話した。
友情の山は県の花ヤマユリの群生地で約160種類の山の草花と樹木が自生する。
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