アフガニスタンなどで人道支援に取り組む非政府組織(NGO)ペシャワール会の活動と、その現地代表として尽力した医師の中村哲さんの功績を伝える写真展が、大磯駅前の湘南ギャラリーえんで1月22日(土)・23日(日)に開かれる。入場無料。
パキスタンやアフガニスタンで医療・農業支援、井戸の掘削や水路建設などの水源確保事業を行ってきた同会。中村さんは現地で35年にわたり病や戦乱、干ばつに苦しむ人々に寄り添い、支援を続けていたが、2019年に武装勢力に銃撃され志半ばで亡くなった。
まずは関心を
写真展を企画したのは、大磯町で外国人観光客へのガイドを通じた国際交流や英語学習の向上に取り組む「さざれ石学生英語ガイドボランティア」の学生たち。政情悪化に苦しむアフガニスタンを支援しようと団体責任者の春田奈緒美さんが昨年9月にペシャワール会の維持会員となり、中村さんの功績からSDGsについて学ぼうと学生たちも活動を始めた。同会から写真を借りて、中村さんの命日にあたる12月4日に同ギャラリーでSDGs発表会と写真展を開いたところ大きな反響と再開を望む声があったことから、今回の再展示を決めた。「一人でも多くの方に中村先生の偉業を知って頂くとともに、アフガニスタンについても関心をもってもらえれば」と主催者。
同展では、ペシャワール会の現地での活動の様子を伝える写真約50枚をはじめ、中村さんも愛用していた「パコール」と呼ばれる帽子などの現地衣装も展示する。22日が午後1時から4時まで、23日が午前11時から午後3時まで。22日の午後3時から4時頃に、中村さんへ贈る鎮魂のライアー演奏も行われる。マスク着用などの感染症対策に協力を。問い合わせは同ギャラリー【電話】0463・62・1888へ。
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