ゲノム編集食品の流通や残留農薬の問題など、日本に暮らす多くの人が知らない「食の裏側」に迫るドキュメンタリー映画『食の安全を守る人々』(原村政樹監督・103分)の上映会とパネルディスカッションが、3月27日(日)に大磯小学校体育館で催される。「食の安全について考える機会になれば」と同校に通う児童の保護者らが中心となり企画した。町教育委員会が後援。
同作は、国内外で農と食の持続可能な未来図を模索する人たちを幅広く取材して、食の安全を巡り世界で起きている問題を伝えるドキュメンタリー。残留農薬から子どもたちを守るために国や企業と戦う女性や遺伝子組み換え食品に警鐘を鳴らす学者、オーガニック給食の現状などを伝えている。上映後には、この映画のプロデューサーで元農林水産大臣の山田正彦さんと、学校給食で有機米100%を実現している千葉県いすみ市職員の鮫田晋さんが登壇して食の安全について語るパネルディスカッションも行われる。
映画上映は午後1時、パネルディスカッションは3時15分から。参加費500円(大磯町立学校PTA会員と町内在住の学生は無料)。先着申し込み順で定員150人。参加希望などの問い合わせは同実行員会【メール】oiso.hsl@gmail.comへ。
地域の未来町ぐるみで
上映会を企画したのは、大磯小学校PTAの活動グループ「環境サポート」のメンバー。昨年10月に厚木市のミニシアターでこの映画を鑑賞して、食を巡る問題の深刻さを再認識したという。「ぜひこの映画を大磯に住む皆さんにも観てもらいたい」と実行委員会を立ち上げた。主催者は「地域の食や子どもたちの未来について町ぐるみで考えていきたい」と話している。
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