神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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神奈川県宅地建物取引業協会小田原支部長に就任した 藤井 香大(きょうた)さん 小田原市在住 51歳

公開:2022年6月24日

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幸福の空間を提供したい

 ○…県西2市8町で営む231の不動産業者のまとめ役として5月に就任した。地域はバブル崩壊後も、企業の撤退、人口減少など厳しい経済環境が続いているが、コロナ禍で「気候温暖で生活環境が素晴らしい。その価値が見出され移住者が増えている」と新しい風も感じている。支部で取り組んできた移住や空き家バンク事業などの公民連携を「より強化していきたい」と意気込む。

 ○…東京都新宿区生まれ。幼少期に母の体調悪化のため、空気の良い湯河原町に移住。宅建の資格を持っていた母が小田原市内の「小田原不動産」を手伝うようになり、事業を担うように。「不動産業界の人たちに可愛がってもらった。まち中はにぎわい、活気にあふれていた」という。小田原高校から法政大学に進み、在学中に宅建の資格も取得。地下鉄会社に就職するも、当時、経営者となっていた母を助けようと家業を継いだ。「世界一周のための貯金も事業の運転資金に回し、朝から晩まで働いた」。次第に小さい成果が積み上がり、気付けばつらい夜は明けていた。

 ○…小田原不動産の社長として、まちづくりの事業も展開。小田原市内に2018年に保育園「クーピーガーデン」、21年に「城の見えるホテル」をオープン。「こんな場所があったらいいなと考え続けてきたもの」と微笑む。目指すのは、家族や大切な人が過ごす「幸福の空間」の提供だ。5年前、4週間かけてアメリカを横断する旅を体験。「夢は願えば叶う」と実感を込める。

 ○…28歳で結婚し、2人の娘にも恵まれた。激務の中で「子どもの存在が力になった」と、成長に目を細める。小田原では「うらちょう商店街」の会長も務める。「誰もが住みよいまちづくりを陰ながら支えたい」

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