千葉県で7月に開催された「第96回関東ジュニアテニス選手権大会」14歳以下女子シングルスで、大磯テニスアカデミーに通う布川優さん(茅ヶ崎市立北陽中学校3年)が準優勝を果たした。8月23日(火)から大阪府で始まる全日本大会への出場権をつかんだ。
関東大会に向けて、新たにドロップショットを駆使する戦法や不得手なバックハンドの克服などの練習に取り組んだという布川さん。満を持して第2シードで出場した今大会では、初戦から特訓の成果を遺憾なく発揮し、終始落ち着いたプレーで快勝を重ねて決勝まで駒を進めた。
迎えた決勝では、過去に別の大会で対戦し勝利したことがある選手と再戦。鋭いカウンターショットを得意とする強敵だが「今回も負けられない」と気合を入れて試合に臨んだ。序盤からラリーが続く接戦となり状況を打開しようと動いた布川さんだったが、焦りから出たミスにつけこまれ、防戦を余儀なくされたまま2セットを奪われ敗れた。試合を振り返り「コート内から押してくる相手に受け身になってしまい、攻め返すことができなかった。勝ちを意識しすぎて、自分のプレーが出せなかったことも反省点」とくやしさを滲ませる布川さんだが、シングルスでは初出場で準優勝、昨年に続き2回目の出場となったダブルスでもベスト8に入賞するなど健闘した。
目標はベスト4以上
シングルスで全日本大会に出場することが決まった布川さんは「自分からどんどん前に出て攻めるプレーを意識して、これまでに出場した全国大会の最高成績を超える、ベスト4以上を目指したい」と力強く抱負を語った。同アカデミーで布川さんを指導し、全日本大会にも同行する小野峰樹コーチは「勢いに乗ったプレーはトップレベルの選手。その勢いを全日本でもしっかりと出せるよう、一緒に頑張りたい」と話している。
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