日本空手協会相州二宮に所属するタンポス悠人さん(鎌倉市立腰越中学校)が、第64回小学生・中学生全国空手道選手権大会の個人戦中学2年生男子形の部で優勝し前年に続く連覇を果たした。また今回初出場の河原徹昇さん(二宮小学校)も、小学3年生男子形の部で敢闘賞に入賞した。
5月の県大会で総合優勝し、県代表として7月30日・31日に群馬県で開催された全国大会へ出場したタンポスさん。前回大会でも1年生男子形の部で優勝しており、連覇のかかる大会だったが、人一倍の努力を重ねてきた自負から「負ける気がしなかった」という。試合では143人の強豪ひしめくトーナメントを勝ち上がり、8人で競う決勝戦へ。演武では磨き上げてきた高難易度の形「雲手」を披露して最高得点を獲得し、連覇を果たした。「うれしいが、組手では自分の動きが出しきれず3回戦で敗れた。来年は形と組手で総合優勝して、内閣総理大臣杯を獲得したい」と力強く抱負を語った。
大会通じ成長へ
県大会では組手で優勝、形で3位を獲得し初の全国出場を勝ち取った河原さんは、自宅でも空手のDVDを見ながら自主練に励むなど満を持して大会に臨んだ。この月に取得して手元に届いたばかりの黒帯を締めて気合十分、128人が出場した形の部を順調に勝ち進んだ。決勝ではこの日のために稽古を重ねてきた形「慈恩」に挑戦したが、惜しくも敗れた。敢闘賞という結果に「ちょっとうれしいけれど、もっと上に行けたのでは」と残念がるが「来年も出場して総合優勝を目指したい」と前を向き意気込みを語った。
相州二宮の原伸定師範は「大会を経た2人のさらなる成長に期待している。自身を磨いて連覇を果たしたタンポスくんが、河原くんら後輩の良き手本になっていってほしい」と話している。
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