神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

一字違い 縁で災害時協定 中井町と会津美里町

社会

公開:2022年10月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
協定書を手にする杉山祐一中井町長(中央左)と杉山純一会津美里町長(同右)、中井町の「なかまる」(左)と会津美里町の「あいづじげん」
協定書を手にする杉山祐一中井町長(中央左)と杉山純一会津美里町長(同右)、中井町の「なかまる」(左)と会津美里町の「あいづじげん」

 中井町(杉山祐一町長)と福島県の会津美里町(杉山純一町長)が9月30日、災害時に物的・人的支援を行う相互応援協定を締結した。町長の名前が一字違いな両町、同じ送り主から届いた郵便物の送付状が入れ替わっていたことが協定のきっかけとなった。

 今年3月、郵便物に同封されていた送付状の宛名が誤って届いていることに気が付いた杉山祐一中井町長が、杉山純一会津美里町長へ連絡したことが交流の始まり。互いに面識はなかったが出身大学が同じという縁もあり意気投合、自然災害への共通の不安もあったことから、災害時協定の話が持ち上がった。

 締結された協定は、どちらかの町で大規模災害が発生した際に【1】被災者の救出、医療・防疫や施設の応急復旧などに必要な物資・資機材の提供【2】食料品や飲料水、生活必需品などの提供【3】応援に必要な職員の派遣などを行うための取り決めを定めたもの。中井町役場で調印式が行われ、会津美里町長は「同時被災のリスクが少ない地域との協定は意義深い。連携を密にして有事に備えるとともに、お互いの良い所を学び合って町の発展につなげていきたい」と語り、中井町長は「いつどこで起こるかわからない災害に対し心強い。協定をきっかけに顔の見える関係を築き、観光など幅広い分野で協力していければ」と期待を込めた。

 会津美里町は、福島県西部の人口約1万9千人の町。中井町は同様の協定を山形県戸沢村と結んでおり今回で2例目。

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

地引網「台舟」知って

大磯伝統漁

地引網「台舟」知って

高齢化で継承不安も

6月21日

卓球全国大会に出場

山西小2年吉野さん

卓球全国大会に出場

チキータ武器に7月挑戦

6月21日

能登派遣の教訓共有

二宮町

能登派遣の教訓共有

全職員対象に研修実施

6月14日

レンズに収めた「さかな愛」

大磯町

レンズに収めた「さかな愛」

地元高校生が写真展

6月14日

初の全国大会出場へ

神村さん箭子さん

初の全国大会出場へ

大磯テニスアカデミー所属

6月7日

高齢者支援を拡充

二宮町

高齢者支援を拡充

移動やごみ出しなど

6月7日

あっとほーむデスク

  • 6月21日0:00更新

  • 6月14日0:00更新

  • 6月7日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook