中井町(杉山祐一町長)と福島県の会津美里町(杉山純一町長)が9月30日、災害時に物的・人的支援を行う相互応援協定を締結した。町長の名前が一字違いな両町、同じ送り主から届いた郵便物の送付状が入れ替わっていたことが協定のきっかけとなった。
今年3月、郵便物に同封されていた送付状の宛名が誤って届いていることに気が付いた杉山祐一中井町長が、杉山純一会津美里町長へ連絡したことが交流の始まり。互いに面識はなかったが出身大学が同じという縁もあり意気投合、自然災害への共通の不安もあったことから、災害時協定の話が持ち上がった。
締結された協定は、どちらかの町で大規模災害が発生した際に【1】被災者の救出、医療・防疫や施設の応急復旧などに必要な物資・資機材の提供【2】食料品や飲料水、生活必需品などの提供【3】応援に必要な職員の派遣などを行うための取り決めを定めたもの。中井町役場で調印式が行われ、会津美里町長は「同時被災のリスクが少ない地域との協定は意義深い。連携を密にして有事に備えるとともに、お互いの良い所を学び合って町の発展につなげていきたい」と語り、中井町長は「いつどこで起こるかわからない災害に対し心強い。協定をきっかけに顔の見える関係を築き、観光など幅広い分野で協力していければ」と期待を込めた。
会津美里町は、福島県西部の人口約1万9千人の町。中井町は同様の協定を山形県戸沢村と結んでおり今回で2例目。
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