大磯町長に就任する 池田 東一郎さん 大磯町東小磯在住 61歳
誰もが安心して暮らせる町に
○…過去最多の6人が立候補した大磯町長選挙を、過半数を超える得票で制し初当選。12月15日の初登庁から町政運営を担う。「県議として町民一人ひとりとのつながりを大切にしてきた私の政治姿勢に信頼を寄せて頂いたのだと思う」と選挙戦を振り返り、「皆様の期待に応えられるよう、安心して暮らせる町をつくり、人口減少に歯止めをかける政策を着実に、速やかに実現していきたい」と決意を述べた。
○…東京都出身。東大医学部で学び、「人の病気を治すには社会を直さなければいけない」との思いから官僚の道へ。旧労働省、外務省を経て、蔵相秘書官も務めた。「論理的・合理的な考え方や効率的な仕事の進め方を学んだ。政治と行政の関わりを間近で見ることができたことも大きな財産」と振り返る。より直接的に社会を変えたいと政治の世界へ。衆院選や茅ヶ崎市長選などで落選を重ねたが、2015年の県議選大磯町・二宮町選挙区で初当選。「負けても立ち上がる精神力は、東大野球部魂です」と胸を張り、ほほ笑む。
○…県議選を機に大磯へ移り住み8年。自転車で町の隅々まで走り回って、地域の声を県へつないできた。地域紙やYouTube、出前県政報告会などを通じた「活動の見える化」にも注力。大磯町政に関する要望の高まりに対応するため町長選に立候補した。
○…学生時代は野球に熱中、都大会や6大学野球などで活躍した。現在も時折マウンドに立ち、中学校野球部のバッティングピッチャーを買って出ることもあるとか。10年以上演劇に取り組んだ経験や、社交ダンスで教師資格を取得するなど、趣味に打ち込む一面も。好物は「妻の手料理」。夫婦でゴルフや温泉に出かけるなど、共通の時間を大切にしている。