二宮町消防署が昨年12月、救助工作車と車両に搭載する救助資機材を16年ぶりに更新した。町民への初お披露目として今年1月8日の消防出初式で展示を行い、1月中旬からの運用開始を予定している。
救助工作車は、多種多様な救助現場に対応するため、クレーンやウインチ、照明装置などを備え、様々な救助資機材を搭載した消防車両。新しい車両は、2006年に導入された旧車両に比べて車体重量が大幅に減少したことで、より多くの資機材を積載することができるほか、車内空間が広く確保されたことで出動中に隊員が防火着などの装備や資機材の準備が行えるようになった。また初めてオートマチックトランスミッション(AT)が採用され、全周囲モニタやドライブレコーダーなどのアドバンスモニタ、コーナーセンサなどの安全装置も搭載されている。さらに1つのラジコンを使ってクレーン、ウインチ、照明装置を遠隔操作することもできるようになった。
救助資機材にも、車両に接続しなくても使用できるバッテリー式の電動油圧救助器具や、土砂災害などの現場で活躍する根切りチェーンソー、熱画像装置などが導入され、火災や地震、風水害など様々な災害現場に対応できるという。
同署では「新車両は、時代と共に変化する様々な災害に対応するため、あらゆる面で機能が強化されている。ATの採用や安全装置も導入され、事故無く、迅速で確実な救助活動を行って、地域の安全と安心の確保に努めたい」と話している。
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