中井町の五所八幡宮であす4月29日(土)、例大祭が開催される。コロナ禍では式典のみ行われており、神輿や山車が出るのは4年ぶり。中村昭彦宮司は「神社が出す赤、白の神輿と、地域の皆さんが出す4台の山車のコラボレーションを楽しんでもらいたい」と話す。
五所八幡宮の例大祭は、神々の先導役の猿田彦命(天狗)、魔除けの意味を持つ剣持、神主などの神職、捧げ物などが入った辛櫃に続いて、白神輿、赤神輿、宮司、宮司に傘をさしかける大傘、総代と行列を成して参道の階段を下ってまちへと練り歩くのが最初のハイライト。半分形、宮本、大久保(田中)、藤沢の4地区から4台の山車が出て、「五所宮囃子」という祭囃子の一種を披露する。中村宮司は「演奏する曲目は同じですが、テンポなどが異なり地域差がある。そこに注目してもおもしろいのでは」と話す。
3月に実施された総代会では、「神輿を出そう」という意見で全員一致したという。中村宮司は、「伝承者も歳を重ねていく中、多くの人から『お祭りをやらなきゃ伝統がなくなってしまう、それではいけない』という声をいただいた。心を寄せてくださるのはありがたい。待望の復活です」と笑顔を見せていた。
当日は午後0時45分に神輿御霊遷し、午後1時に神輿宮立ち。午後4時頃、神幸祭式典・鷺の舞奉納。午後6時の宮入りを予定している。密集が予想されることから、夜の神輿川入りはなし。
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