大磯町郷土資料館(大磯町西小磯446の1)で6月11日(日)まで、春季企画展「小学校開校150年記念〜学び舎の歴史〜」が開催されている。
大磯小学校と国府小学校は、1873年創立。明治から現在に残る小学校の史料から大磯町の歴史をひも解く。同展は両校が今年の4月に開校150年を迎えた記念に開催された。
2校の歴史、当時の子どもたちの生活や教室の様子、大磯町の幼稚園や高校などの教育機関の歴史、吉田茂、伊藤博文ら著名人と学校のつながりなど4つのテーマについて展示解説。ほかにも明治、大正、昭和時代に使用されていた教科書や、伊藤博文が送った花瓶など大磯ならではの展示物も見ることができる。
展示室の中央には、現在のプロジェクターのような役割を果たした掛図や、大きなそろばん、戦前から1950年代に大磯小で使われていたとみられる木の机と椅子が置かれ、昭和初期の教室の雰囲気を体感できる。椅子には「大磯小挍印」と書かれた焼印が押されており、ルーペに近づくとはっきりと見えるよう工夫が凝らされている。
同館学芸員の富田三紗子さん(39)は「今回のテーマは学校という誰にとっても身近なものなので、両校の歴史を感じつつ、自分の思い出と重ねて懐かしさを感じてもらえれば」と話した。
午前9時から午後5時(入館4時半)まで。月曜日と6月1日(木)休館。入館無料。(問)同館【電話】0463・61・4700
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