全日本医師剣道大会が4月8日と9日に新潟ふれ愛プラザで行われた。二宮町スポーツ協会の剣道部に所属する石山雄一さん(小田原在住・39)が40歳代以下の部で第3位に入賞した。
同大会は医師免許を持っている人なら参加が可能で、全日本医師剣道連盟が主催している。
石山さんは26人のトーナメントに出場。同僚や過去に稽古経験のある相手との戦いもあり、互いの手の内を知っているだけに苦戦したという。「嬉しさより反省点が目立った。来年の医師剣道大会は地元神奈川県での開催なので、気合を入れて参加したい」と意気込んだ。
石山さんは東海大学医学部付属病院で精神科医として勤務。医師を目指したのは「人の心の動き」に興味があったから。「相手の気持ちを知ることで、結果として自分の気持ちも分かり、生きやすくなる」と話す。
多忙な日々だが「5分でも多く稽古の時間をとりたい」と剣道愛をにじませる。石山さんは「剣道は生活の一部。今後もずっと続けていきたい」と心技一体で稽古に励んでいく。
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