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大磯・二宮・中井 トップニュース社会

公開日:2023.09.15

二宮町
温水プール3月で廃止
今年度中に跡地の方向性示す

 二宮町議会は9月7日に開催された定例会本会議で、今年2月に天井材が崩落して以来、休館したままとなっている二宮町民温水プールの廃止に関わる「二宮町体育施設の設置、管理等に関する条例の一部を改正する条例」を可決した。1994年の開業から約30年、来年3月末で温水プールは廃止となる。

 町民温水プール(二宮町中里308)をめぐっては、今年6月に開会された二宮町議会定例会で村田邦子町長が、現在休館状態となっている町民温水プールを廃止する方針を明らかにしていた。

 今議会で条例が可決されたことにより、今年度で同プールの廃止が決定。建物、跡地の今後の活用については、プールのある場所が市街化調整区域であることや、用途が公共施設に限定されていることから、町は今年度中に、体育館などが含まれる社会体育施設としての活用か、用途転用するかの方向性を示したいとしている。

 町担当課は「町民にどんな施設が必要とされているかを確認したい」と話し、今年度中に方向性を決めた上で、来年9月までに具体的な活用方法の検討を進めるという。

 二宮町町民温水プールは1994年に開業。県内では珍しい町営の温水プールとして、水泳教室なども開かれ、町内外からの来場者に親しまれてきた。しかし、来場者の減少や老朽化、維持管理費等の観点から廃止も視野に検討されていたほか、今年2月に1階フロアの天井材が崩落。修繕には多額の費用負担や工事期間が見込まれることから休館が続いていた。

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