大磯高校3年の尾島明日香さんが、7月から8月にかけて鹿児島県で行われた「第47回全国高等学校総合文化祭」の囲碁部門団体戦に神奈川県代表として出場し、優勝した。
尾島さんは同大会の予選にあたる神奈川県高等学校総合文化祭の女子個人戦で優勝。同大会の出場権を獲得した。団体戦と個人戦どちらに出場するかを選ぶことができ、「団体戦に出たことがなかった。高校最後の大会なので楽しい思い出を作りたい」と思い団体戦への出場を決めたという。
正念場は最終2試合
大会は主将、副将、三将の3人構成の団体戦で、2日間にわたり6試合行う。尾島さんは三将を務めた。囲碁の強豪で知られる京都との5回戦、兵庫との6回戦ではともに主将が敗北。副将が勝利し、尾島さんがチームの勝敗を定めるプレッシャーのなか見事勝利し、チームの優勝に貢献した。
「このチームで勝ちたいと思っていたので、団結して勝てて良かった。自分が負けたときは他のメンバーが勝ち、助けてもらい本当に頭が上がらない」と話した。
楽しみながら実力つける
父親が囲碁好きだった影響で始めた。幼少期に囲碁教室に通い始めたことで競技に親しむと同時に実力をつけていった。
「様々な年代の人と出会うことができて楽しい」と囲碁の魅力を語る。今回の大会時でも他県の友人と話が尽きなかったという。そして対局時に相手の打つ手を予想し、互いに探り合うことが「どんなゲームよりも楽しい」と笑顔。
尾島さんは現在、大学進学に向けて勉強に励んでいる。「大学選手権の全国大会を目指したい」と明るく話した。
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