出荷するには小さかったり、形が悪かったりした大磯産の高級柿「太秋」のドライフルーツが今年から販売されている。大磯うみのかぜファームの清水太一さん(47)が商品化に取り組み、ドライフルーツは大磯駅前の「地場屋ほっこり」で販売されている。
清水さんは5年程前に新規就農した。大磯町職員時代に、産業振興課で果樹の担当をしていた縁で太秋を知った。「それまで柿には関心がなかったが、そのおいしさに衝撃を受けた。生産者が減っていると聞き、チャレンジしようと思った」と一念発起。1m間隔で植えた苗木を折り曲げ、樹と樹を接触させて固定することで早期成園化をはかる「ジョイント栽培」を採用し、実がなるまでに8年はかかるといわれている柿を3年目で収穫することに成功した。柿の木は樹形を曲げているため背が低く、脚立いらずで、収穫もしやすいという。
形が悪いなどの理由で市場に出回らない太秋を有効活用したいと、清水さんは今年から自宅でドライフルーツに加工している。梨のようなシャキシャキとした食感と糖度の高さが特徴の太秋のドライフルーツは、かすかに残るシャキっとした食感と、水分が抜けて凝縮されたまろやかな甘みを楽しめる。1パック30gで太秋1つ分。
(問)同ファーム【電話】0463・79・6450
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
呼び出しベルでオンリーワンに6月28日 |