女子サッカーのアマチュア最高峰「なでしこリーグ」の2部入替戦(11月4日〜19日)に挑戦中のSEISA OSAレイア湘南FC(大磯町国府本郷)の2部昇格が11月12日、内定した。同日、FC今治レディースとの一戦を1対1の引き分けで終え、3位以内が確定したため、ノルディーア北海道とのアウェー戦を残しての内定となった。12月に理事会で審議され正式承認となる。
県西部、湘南地域を中心に活動するレイアは、現在関東リーグ1部に所属している。9月に福島県で行われた、なでしこリーグ2部入替戦予選大会で1位となったことで、本戦となる入替戦への挑戦権を得た。
第1節、第2節ともにホームゲーム。レモンガススタジアム平塚で11月5日に実施されたディオッサ出雲FC戦は、観客483人の声援を受け、79分に中島咲友菜選手が、アディショナルタイムに鈴木陽笑選手がゴールを決め、2対0で勝利した。
11月12日に厚木市荻野運動公園競技場で開催されたFC今治レディース戦では、試合開始早々に鈴木選手がゴールを揺らし先制。34分に1点を返されるとそのまませめぎ合いの末、1対1の引き分けに。勝ち点と得失点差で1位(11月12日時点)となり、3位以内の順位を確定させた。
主将の遠藤彩椋(さくら)さん(23)は「やっと昇格できました。監督、運営スタッフ、スポンサー、今まで応援してくださった方々、全ての方に結果で応える事ができてうれしいです。感謝を忘れず、選手一同次のステージでも頑張りたいと思います」と喜びを話した。
みかんの香りに地元の声援乗せ
選手たちがユニホームに使用している柔軟剤は大磯町商工会女性部が開発した、大磯産の摘果ミカンを使ったもの。同女性部が今年3月に大磯市にブース出展した際に集めた寄付金を使って、チームに贈られた。
大磯町商工会の芦川博昭会長は、「昼間は大磯で働き、夜は練習というライフスタイルを送っている選手もいる。レイアの皆さんが、なでしこリーグ2部に昇格し、これから全国各地で活躍してくれるのは、地元にとってもうれしいこと」と話し、「遠征先でもみかんの香りを地元からの声援だと思ってほしい」と話した。
次戦のノルディーア北海道戦は札幌サッカーアミューズメントパークで19日(日)午後1時〜。
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