意見広告・議会報告
さと通信No.11 県政報告 能登半島地震への県の取り組み 神奈川県議会議員 吉川さとし
元日に発生した能登半島地震で被災され、今もなお被災地で不安な日々を過ごしている方々がいらっしゃいます。
1月14日時点までの能登半島地震に対する県の支援・取組みについてご報告いたします。
神奈川県では、1月1日にくらし安全防災局に災害対策支援チームを設置し情報収集を行い、発災直後から捜索・救出救助活動、搬送活動などの応急対応を行っています。
具体的には、神奈川県警察が広域緊急援助隊を石川県珠洲市に派遣し捜索・救出救助活動を実施し、さらに特別機動捜査隊、広域警察航空隊ヘリ、特別自動車警ら部隊を派遣しました。
緊急消防活動としては、航空小隊が1月2日から横浜市・川崎市のヘリを石川県内に派遣し搬送活動等に従事しているほか、緊急消防援助隊神奈川県大隊は9日から1次隊(78隊283人)、12日から2次隊(78隊280人)がそれぞれ県内自治体の消防署から集結・派遣され、輪島市にて災害救助活動を実施しています。大磯町、二宮町からも1次・2次それぞれ5名ずつ消防隊員が派遣されました。
行政機能の支援も
県の支援の内容は、被災直後の人命救助から避難所運営支援や行政機能の支援などに移りつつあります。
1月4日からは健康医療局に保健医療支援本部を設置し、災害派遣医療チームDMATおよび災害派遣精神医療チームを順次派遣するとともに、人的支援として保健師チームを派遣し、避難所の衛生状況の確認や指導、避難者への個別健康相談等を行っています。
人的支援として、1月6日から県職員約20名を石川県羽咋郡志賀町に派遣し救援物資の仕分け作業などを行っています。また被災建築物応急危険度判定士や応急仮設住宅の建設に係る県職員の派遣も予定しています。1月6日からは日本水道協会からの要請に基づき、応急給水隊をこれまで2度派遣し給水車による応急給水活動を行いました。物的支援としては志賀町に飲料水(計840本)とポリタンク(20Lを200個)を提供しています。
今後は神奈川県内に避難を希望される方に対し、市町村や公社と協力して公営住宅等の一時提供を実施してまいります。
被災地の一刻も早い復旧を願うとともに、同じ半島を有する神奈川県の防災体制について会派としてしっかり取り組んでまいります。
吉川 諭
satoshi1982yoshikawa@gmail.com
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希望と安心のまちづくりへ3月29日 |
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