大磯駅周辺に書店がないことから「文化の象徴」としての書店を残そうと2021年以降書籍販売も行ってきた「つきやまBooks Arts&Crafts」に2月1日、「茶屋町図書館くらげ」が開設された。書籍は、本棚ごとに決まっているオーナーが貸し出しているもの。選りすぐりの図書が並び、利用者はもちろん、オーナーも募集している。
同店はこれまでも本棚の一画を有償で貸し出す「つきやま小書店」として、本好きや出版関係者などが個性豊かな書籍を販売してきた。
21年から書店運営を続ける中、管理人の佐藤一樹さんのもとには、オーナーたちの「お気に入りの本が売れるとうれしいけど、少しさみしい」「良い本ほど書店に置けない」という悩みの声も聞こえてくるように。「当たり前ですが、売ってしまったら、本の感想などもなかなか返ってこない。もしかしたら、私設図書館のほうがいいかもと考えるようになった」と佐藤さん。貸し出す図書には「感想を寄せてください」という紙を添え、本好きのコミュニティーが広がるよう期待する。
本の貸し出しは無料で利用でき、1度に5冊まで。返却期限は2週間。「リブライズ」というウェブ上で貸出管理するサービスを用いる。本棚の貸し出しは1ブース月額2500円。
詳細、問い合わせは「つきやまBooks Arts&Crafts」のホームページ。
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