神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

二宮中学校 防災学習会 PTAが初主催 設営体験や町職員の講話など

教育

公開:2024年3月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
パーテーションの設置を行う生徒たち(二宮町提供)
パーテーションの設置を行う生徒たち(二宮町提供)

 二宮中学校で2月21日、二宮中学校PTA(三好祐太会長)主催の防災学習会が初開催された。3年生約100人が能登半島地震の被災地に派遣された二宮町職員の講話に耳を傾けたほか、消防職員による煙体験、水消火器体験や町防災安全課職員による避難所の設営体験などを行った。

 同中学校PTAは例年、テーマを決めて活動しているといい、今年は「防災・防犯」をテーマにPTA活動に取り組んでいる。

 三好会長は「生徒たちの身になるものにしたい」と防災学習会を企画。なかなか触れる機会のないAEDや防災体験、能登半島地震の被災地に派遣された二宮町職員の経験を直接聞ける機会を用意した。三好会長は「今日のことを頭の片隅に置いてもらい、何かあった時に自分や周りの人の身の安全を守ることに役立ててもらえればうれしい」と話す。

 講話では神奈川県からの応援職員派遣要請に基づいて1月26日から2月2日まで、能登半島地震被災地の石川県羽咋郡志賀町で避難所運営などに従事した二宮町職員の鈴木創太さんが現地での活動を報告。瓦屋根が崩れた様子や液状化現象により地面に沈んだ電柱、避難所での食事などを紹介しながら被災地の様子を紹介した。

 鈴木さんは中学生に伝えたいこととして、情報を得る方法を確保することや、日々の備蓄について話すと、「現地では水道を使うことができず、飲み水はもちろん、トイレや洗濯、入浴など不便があり、水の大切さを感じた。気温がマイナス2度になることもあり、汲んできた水が凍ってしまうことも。食料の備蓄だけでなく、水を使わないシャンプーや歯磨き、消臭スプレーなども備えてほしい」と呼び掛けた。

能登半島地震の話を聞く生徒ら
能登半島地震の話を聞く生徒ら

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

描こう未来の公共施設

中井町

描こう未来の公共施設

町民ら60人がワークショップ

6月28日

2030年度末に完成

二宮町ラディアン周辺整備

2030年度末に完成

1エリアに3施設集約

6月28日

地引網「台舟」知って

大磯伝統漁

地引網「台舟」知って

高齢化で継承不安も

6月21日

卓球全国大会に出場

山西小2年吉野さん

卓球全国大会に出場

チキータ武器に7月挑戦

6月21日

能登派遣の教訓共有

二宮町

能登派遣の教訓共有

全職員対象に研修実施

6月14日

レンズに収めた「さかな愛」

大磯町

レンズに収めた「さかな愛」

地元高校生が写真展

6月14日

あっとほーむデスク

  • 6月28日0:00更新

  • 6月21日0:00更新

  • 6月14日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook