神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

二宮に「北斎」壁画登場 歯科医院が25周年で企画

社会

公開:2024年3月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
壁画を描く様子
壁画を描く様子

 二宮町山西にある湘南デンタルケアークリニック(医療法人社団悠星・重原聡理事長=人物風土記で紹介)の開院25周年の記念イベント「二宮から世界へ 未来へのグレートウェーブ」のキックオフイベントが3月2日に開催された。お披露目式は3月24日(日)。午前11時〜正午。

 世界各国で壁画を制作してきたアーティスト・ミヤザキケンスケさんが、地元住民など3歳〜70代、総勢200人と共に筆をとり、明るい未来への希望を込めて、同院の壁に葛飾北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』をオマージュした作品を描いた。

 重原理事長は「二宮をアートのまちにしたい」という思いのもと、縁あって知り合ったミヤザキさんに、25周年を記念した壁画プロジェクトを依頼。ウクライナやパキスタンなど、戦禍や貧困に苦しむ世界各国の壁をキャンバスにしてきたミヤザキさんの活動に感銘を受け、「寄付という形の支援だけでなく、壁を提供できればと思った」と話す。「25年という年月は、今の子どもたちが大人になり、いずれ子どもが生まれて親と同じ年齢になるということ。壁画を描いたという思い出を共有したかった」と重原さん。壁画制作には多くの親子連れも参加している。

 ミヤザキさんの作品の特徴は「スーパーハッピー」と形容するカラフルな色使いと、溢れんばかりのモチーフで壁面を埋め尽くすパワフルさ。同院の壁画には「大きな波が花びらになり地域を明るくする」という願いが込められている。

 3月9日の作業日には、約20人の参加者が四葉のクローバー、サクラ、プリムラ、マーガレット、ひまわりを描いた。ミヤザキさんは「最終的には1万輪くらいの花を描いてもらう予定です。上手に描こうとしなくて大丈夫。みなさんが思いを込めてくれればOKです」と話し、「みんなでスーパーハッピーな絵にしましょう」と笑顔を見せた。

 24日のお披露目では二宮にゆかりのある芸術家の協力で作品も並ぶ。

アドバイスするミヤザキさん
アドバイスするミヤザキさん

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

描こう未来の公共施設

中井町

描こう未来の公共施設

町民ら60人がワークショップ

6月28日

2030年度末に完成

二宮町ラディアン周辺整備

2030年度末に完成

1エリアに3施設集約

6月28日

地引網「台舟」知って

大磯伝統漁

地引網「台舟」知って

高齢化で継承不安も

6月21日

卓球全国大会に出場

山西小2年吉野さん

卓球全国大会に出場

チキータ武器に7月挑戦

6月21日

能登派遣の教訓共有

二宮町

能登派遣の教訓共有

全職員対象に研修実施

6月14日

レンズに収めた「さかな愛」

大磯町

レンズに収めた「さかな愛」

地元高校生が写真展

6月14日

あっとほーむデスク

  • 6月28日0:00更新

  • 6月21日0:00更新

  • 6月14日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook