介護を個人の課題からみんなの話題へ転換する取組やアイデアを表彰する、経済産業省の「オープンケアプロジェクトアワード」のオープンアイデア部門に大磯町在住の金子智紀さん(慶應義塾大学院)の「みんなの『ともに生きるケア』事例集」が選出された。
金子さんは全国の介護施設を回って収集した優れたケアの実践例から、共通のパターンを抽出して30個の言葉にまとめた書籍『ともに生きることば』を2022年に出版。今回の受賞について、「大学入学10年目、集大成の博士論文の執筆中に、研究成果の社会実装を目指すアイデアを評価してもらい、うれしい」と喜ぶ。
3月18日には大磯町の池田東一郎町長を訪問。金子さんは「大磯町の子育てや福祉の分野で『ともに生きる』を実践し、災害時にもその精神を大切にできる共同体を築きたい」とコメントした。
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