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湘南大磯病院 「地域密着型病院」モットーに 新院長就任で新たなスタート
医療法人徳洲会グループが運営する湘南大磯病院(大磯町月京21の1)の新しい院長に4月1日、権藤学司氏が就任した。権藤院長は「皆さんと一緒に地域密着の病院を作っていきたい」と話し、41年間の医師としての経験を生かし、病院運営にあたっていくという。
手先の器用さ生かし脳外科医の道へ進む
権藤院長は長崎県の出身。10歳の頃に横須賀に移り住み、大学進学までを過ごした。工作などの細かい作業が好きで、零戦や戦艦ヤマトのプラモデル作りに熱を上げた子どもだった。
手先の器用さを実感したのは「子どもの頃から興味があった」という医師を志し、弘前大学の医学部に進学した後。「脳外科はすごく細かい作業が多い分野です。思いもよらず、子どもの頃から好きだった細やかな手作業の世界に入ったような感じ」と笑う。24歳で医師となり、県内の様々な病院を経験した。
2012年、湘南鎌倉総合病院が世界で最も厳しい基準を持つ国際的な医療機能評価「JCI認証」を取得した際にはプロジェクトリーダーを務めた。「日常の中で起こる医療事故を未然に防ぐために分析などを通して安全管理をしてきた。そのノウハウを生かし、患者さんには安心安全な医療を、ここで働く医師や看護師、すべての職員の働きやすさを実現していきたい」と意気込む。
「誰も置いていかない」地域密着型の病院目指す
「年齢を重ねれば、少なからず不調は出てくるもの。病気と不調の狭間にいる方にも寄り添える、地域密着型の病院を構想している」と話す。4月から、常勤勤務医による小児科診療のほか、かねてより町民からの要望が多かった婦人科診療がスタート。大磯駅、二宮駅から利用できるシャトルバスも好評だ。「地域の皆さんの声を取り入れられる仕組みを考え中。ニーズに合った病院にしていきます」と構想する。
建替えについては、今年12月に基本設計、来年1月以降から着工予定。3年後の完成を目指している。「ハードだけでなく、ソフト面の整備も大切。今後は産科、小児科、救急医療の充実などを進めていきたい。町民の皆さんにとって『あってよかった』という場所になれたらうれしい」と目を細めた。
大磯の海望む新病院
抜群の眺望を誇る湘南大磯病院。新病院の構想では、景観の生きる設計であること、町民と交流できる場所を作ること、救急・感染症対策ができること、職員が働きやすいことなどをポイントに青写真を描いている。
権藤院長は、「晴れた日には大島がくっきり。大磯の海を見ると気持ちが明るく、元気になれる。新病院のパース写真を携帯電話の待ち受け画像にしています」とにっこり。
白を基調とした新病院は、自然光をふんだんに取り入れる開放的なデザイン。傾斜のある立地を生かしたエントランスのほか、地域住民らが集えるホール、大磯の海と松を見ながら食事ができる食堂などの設置を予定している。
「設計図を見ているだけでわくわくします。町民の皆さんにも、改めて発表いたします」と話していた。
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