ベルマガ通信 5月11日ホーム湘南0-0町田 引き分けたコンセプトの戦い J1第13節vsFC町田ゼルビア戦
コンセプトの違いが色濃く出た見応えのある試合だった。首位を走る町田は、前線の選手に対して相手ゴールへ直接向かうボールを送る攻撃を中心に展開。徹底的にシンプルではっきりとしている。
一方の湘南は、選手個々の判断と連携を融合させ即興性もあるジャズサッカー。状況に応じたプレーを選手全員に求めている。それを強く実行している一人が右サイドの鈴木雄斗だ。前半互いにイエローカードが飛び交う時間帯、速攻を使い続けてしまいそうな雰囲気だった。それを察知してか、ボールを一旦後ろに送って自身もディフェンスラインに入り、3バックから4バックを一瞬形成。落ち着かせるプレーを選び、時間を作る判断をチーム内へ共有。(パスを受け取る)受け手側のアクションと出し手側のリアクションだけをみても、ピッチ上で意図のあるプレーが連続している。積み上げは試合の中に確かにある。連勝の波には乗れなかった。それでも積み上げた先でしか、勝利は掴めない。(スポーツライター すぎさきともかず)
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